トップページ 研究活動 将来の計算機システムに向けた取り組み 計算科学検討会(2014年4月~2017年3月)
計算科学検討会(2014年4月~2017年3月)
「計算科学ロードマップ」編纂と分野交流の継続へ
「今後のHPCIを使った計算科学発展のための検討会」(略称:「計算科学検討会」、活動期間:2014年4月~2017年3月)は将来の計算科学コミュニティをどう維持・運営していくかを議論する場として発足しました。
- 文部科学省委託事業である「HPCIの運営」の枠組みの元、計算科学研究センター(当時、計算科学研究機構)は事務局を担当。
本検討会の前身は文部科学省委託業務の「将来のHPCIシステムのあり方の調査研究(アプリケーション分野)」(略称:「アプリFS」、活動期間:2012年7月~2014年3月)にあります。アプリFSでは大学・研究機関、企業で活躍している現役の研究者が中心メンバーとなり、今後5年から10年において計算科学から貢献できる社会的・科学的課題を抽出しました。また、その課題の克服に向けて各分野で必要なアプリケーションを整理すると共に、それらに必要な計算機のシステム性能を精査した結果を「計算科学ロードマップ」としてまとめました。
本検討会はアプリFSの活動を引き継ぎ、「計算科学ロードマップ」を執筆した各科学分野の代表者を中心に活動が始まりました。「計算科学ロードマップ2017」の編纂にあたっては、世界最高性能クラスのフラッグシップマシンだけでなく各大学や研究機関に導入されるような第二階層マシンも同時に見据えて検討を行いました。また、様々な計算科学分野の最新動向について話題提供・討論し分野交流の場となる「計算科学フォーラム」を開催しました。
なお、本検討会は2017年度からHPCIコンソーシアムの下部組織「計算科学フォーラム」として活動を継続しています。